EXHIBITIONS
沖潤子「anthology」
刺繍による独自の表現を生み出すアーティスト・沖潤子の個展が、山口県立萩美術館・浦上記念館の茶室で開催されている。
沖は1963年生まれ。現在は神奈川県・鎌倉を拠点に活動し刺繍による作品を制作。制作における一連の作業を「参加する」「混ざる」という言葉で表し、素材が持つ記憶を呼び起こしながら自身の時間の堆積をともに刻み込むことで、新たな生と偶然性を孕んだ作品として生まれ変わらせている。
近年の個展に、「Truly Indispensable」(Office Baroque、ブリュッセル、2019)、「蜜と意味」(KOSAKU KANECHIKA、東京、2018)、「月と蛹」(資生堂ギャラリー、東京、2017)などがある。
古代ギリシア語の「花摘み」を語源とする「anthology(アンソロジー)」。本展では、2019年秋より募り、全国から寄せられた7000個あまりの糸巻きを用い、新たに紡ぎ生まれたインスタレーション作品を展示。布を支持体に、作家自身のインスピレーションに従って針を進めることで完成する刺繍の造形は、おびただしい数の針目によって立体化され、手仕事ならではの迫力に満ちた空間をつくり出す。
沖は1963年生まれ。現在は神奈川県・鎌倉を拠点に活動し刺繍による作品を制作。制作における一連の作業を「参加する」「混ざる」という言葉で表し、素材が持つ記憶を呼び起こしながら自身の時間の堆積をともに刻み込むことで、新たな生と偶然性を孕んだ作品として生まれ変わらせている。
近年の個展に、「Truly Indispensable」(Office Baroque、ブリュッセル、2019)、「蜜と意味」(KOSAKU KANECHIKA、東京、2018)、「月と蛹」(資生堂ギャラリー、東京、2017)などがある。
古代ギリシア語の「花摘み」を語源とする「anthology(アンソロジー)」。本展では、2019年秋より募り、全国から寄せられた7000個あまりの糸巻きを用い、新たに紡ぎ生まれたインスタレーション作品を展示。布を支持体に、作家自身のインスピレーションに従って針を進めることで完成する刺繍の造形は、おびただしい数の針目によって立体化され、手仕事ならではの迫力に満ちた空間をつくり出す。