EXHIBITIONS

東京富士美術館所蔵

日本美術の巨匠たち

2020.06.01 - 07.05

伊藤若冲 象図 1790(寛政2)年 東京富士美術館蔵 © 東京富士美術館イメージアーカイブ / DNPartcom

葛飾北斎 冨嶽三十六景-神奈川沖浪裏 1830〜32(天保1〜3)頃 東京富士美術館蔵 © 東京富士美術館イメージアーカイブ / DNPartcom

東洲斎写楽 市川鰕蔵の竹村定之進 1794(寛政6)年 東京富士美術館蔵 © 東京富士美術館イメージアーカイブ / DNPartcom

 世界から注目を集める日本文化。そのなかでもとりわけ人気の高い浮世絵においては、葛飾北斎歌川広重、東洲斎写楽などの江戸の絵師をはじめ、円山応挙伊藤若冲曾我蕭白ら多彩多様な美を生み出した近世絵画の革新者たち、横山大観、菱田春草など新たな時代を開拓した近代日本画の重鎮たちの作品から、日本の美の王道を見ることができるだろう。

 本展では、日本の美とその創造を担った美術家たちに焦点を当て、日本文化の核心に迫るもの。東京富士美術館が所蔵する日本美術コレクションから、近世絵画、浮世絵、近代日本画の各分野の作品により、桃山・江戸時代から明治・大正・昭和までの約300年間に活躍した日本美術の巨匠たちの精華を一堂に展覧する。

 主な出品作は、鈴木其一による《風神雷神図襖》、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」、歌川国芳の《相馬の古内裏》、伊藤若冲の《象図》など。名高い絵師と画家たちの代表作が揃う。