EXHIBITIONS

没後60年 第29回瑛九展

2020.05.08 - 05.30

瑛九 たそがれ 1959

瑛九 貝 1956

瑛九 海辺 1955

瑛九 赤の舞い(仮) 1958

瑛九 ながれ(B) 1958

 ときの忘れものは、1930〜50年代にかけて、日本の前衛アートシーンできわめて個性的な活動を行った瑛九(えいきゅう)の顕彰を目指して、95年の開廊以来、毎年のようにシリーズ企画「瑛九展」を開催してきた。昨年3月にはアート・バーゼル香港で海外初の個展「第28回瑛九展」を実現させ、大きな反響を呼んだ。

 1911年宮崎県に生まれた瑛九。37年の自由美術家協会創立に参加し、油彩画とフォト・デッサンをはじめ、銅版画、リトグラフなどの多彩な作品は、靉嘔や池田満寿夫、磯辺行久、河原温、細江英公ら後に活躍する作家たちに影響を与えた。

「瑛九展」の今回では、48歳の短い生涯で表現スタイルも目まぐるしく変化させた最晩年の作品に注目。油彩点描を中心に、油彩、水彩、フォト・デッサンなど約20点を展観する。

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を考慮し、今回の展示はウェブ展とさせていただきます。展覧会の様子はYouTubeに掲載します。会期中はアポイントメント制とし、事前にメールでご予約いただいた方のみご来廊いただけます。アポイントメント制にてご来廊いただけるのは火曜日~土曜日、12:00~18:00のあいだです。