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たたかう仏像

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 静嘉堂@丸の内で「たたかう仏像」が開催されている。

 本展では、重要文化財《十二神将像》(浄瑠璃寺旧蔵)を中心に、彫刻や絵画に表された神将像・明王像など、「たたかう仏像」の多様な姿を紹介。甲冑を身にまとった神将像、火炎を背負った不動明王像など、怒りの表情を見せる仏像に注目し、それらが外敵や災厄から人々を守る存在として信仰されてきたことを示す。

 これらの像は、守護的役割だけでなく、衆生に近い存在として救済を担い、個人の内面における煩悩と向き合う存在としても信仰されてきた。本展では、その多様な造形が人々の現世的な願いに応じて成立してきたことを紹介する。

 あわせて、中国・唐代の副葬品である神将俑を17年ぶりに展示する。墓室の入口に設置された神将俑を、日本の神将像とともに展示し、神将像の起源や役割に注目。俑と仏像を同一空間に展示することで、彫刻史的枠組みとは異なる視点からの比較を提示する。