EXHIBITIONS

写真とファッション

90年代以降の関係性を探る

髙橋恭司 Tokyo Girl 「The Mad Broom of Life」より 1992 作家蔵 © Kyoji Takahashi Courtesy of nap gallery

アンダース・エドストローム 「Martin Margiela spring/summer 94」より 1993 作家蔵 © Anders Edström

PUGMENT×ホンマタカシ 「Images」より 2019 作家蔵 © PUGMENT © Takashi Homma

前田征紀 Spiritual Discourse 2020 作家蔵 © Yukinori Maeda Courtesy of Taka Ishii Gallery

「写真とファッション」をテーマに、1990年代以降の写真とファッションの関係性を探る展覧会。長年にわたり文化誌『花椿』の編集者としてファッションやアートの世界を見つめてきた林央子を監修に迎え、国内外のアーティストによる作品を通して「写真とファッション」の関係性を探る。

 写真は、これまでのファッションが発展する過程において、衣服が持つ魅力を伝えるという重要な役割を担ってきた。ファッションの魅力を伝えるという枠組みを超え、人々に訴えかけるイメージをつくり出す写真家や、インディペンデントなスタンスで情報を発信するファッション誌の登場は1990年代のこと。

 インターネットが普及した2000年代以降には、かつては新聞や雑誌の編集者、記者など、限られた人々を介して伝えられていた最新のファッションショーや展示会の様子が、ツイッターやインスタグラムなどのSNSを通して、タイムラグなく一般の人々の手元に届けられるようになった。また、タグ付けをしたセルフィー(自撮り)に代表されるように、受け手自身から情報発信も行われるなど、写真とファッションの関係性は、さらなる変化を遂げている。

 本展では、時代のターニングポイントとなった稀少なファッション誌の展示や、関連イベントなどとともに、様々な角度から写真とファッションの関係に着目。出品作家は、ファッション・カルチャー誌『Purple』などの雑誌で撮影を手がけてきたアンダース・エドストロームや高橋恭司のほか、エレン・フライス×前田征紀、PUGMENT、ホンマタカシの5組。

※東京都写真美術館は6月2日から再開。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、入場制限などを実施。来館の際は公式ウェブサイトを要確認。