EXHIBITIONS

田中功起:「ひとつの詩を5人の詩人が書く(最初の試み)」2013年

2019.12.14 - 2020.01.19

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 日常に潜む複数のコンテクストを視覚化してきた田中功起の映像作品《ひとつの詩を5人の詩人が書く(最初の試み)》が青山目黒で展示される。

 2013年に制作された同作品は、5人の詩人がひとつの詩を書いていく様子を撮影したもの。記録の長さは1時間強におよび、専門を同じとしながら協働することの難しさ、いっぽうでともにひとつの詩を書き上げていく美しさも映し出している。

 田中は今年のあいちトリエンナーレに参加。「表現の不自由展・その後」の展示中止を受けて、自身の出品作《抽象・家族》(2019)の展示を取り下げるのではなく、「再設定」するという手段を選んだ。

 作家それぞれの態度(表明)が見られたあいちトリエンナーレが後押しとなり、開催にいたった本展。価値観の異なる人との向き合い方を見つけるひとつの場として、田中の映像作品を上映する。