EXHIBITIONS

小林エリカ『光の子ども3』刊行記念展

2019.09.12 - 11.04, 2019.10.25 - 11.17
 小林エリカは、リサーチに基づいた史実と、フィクションによる創造力によって目に見えないものを描き出し、マンガ・小説・映像作品など幅広い表現方法で作品を発表しているアーティスト。本展は、小林のマンガ作品『光の子ども3』の刊行を記念した小展示と、新作による個展を開催する。

『光の子ども3』は、マリ・キュリーが名づけた「放射能」にまつわる120余年の史実を主題にしたマンガ作品の第3巻。「放射能」を見ることができる主人公「光」が、「放射能」の発見から第二次世界大戦における原子爆弾の登場、福島第一原子力発電所事故までの時空を移動し、変えることのできない過去に向き合って現在と未来を見つめる物語。本シリーズは、『光の子ども3』で第一部完結する。

 NADiff Window Galleryの小展示では、第一部完結を記念して『光の子ども3』にまつわる映像と原画を展示。続いてNADiff Galleryにて開催されるProject UNDARK(Phew+小林エリカ)「Radium Girls」展では、ミュージシャンのPhewと小林によるCDアルバム『ラジウム・ガールズ2011』を主軸に、新作のアートワークを加えたインスタレーション作品を発表する。

 会期中には、卯城竜太(Chim↑Pom)を迎えたトークイベント、ライブドローイングやサイン会など様々なイベントも開催予定。