EXHIBITIONS

ゲンロンカオス*ラウンジ新芸術校 第5期生展覧会

グループA「ホンヂスイジャク」

キービジュアル デザイン=青息

 批評家・黒瀬陽平の指導のもと、美術大学とは異なるカリキュラムで美術家を育成してきた「ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校」。第5期ではこれまでの「通常課程」に加え、新たにキュレーションに軸を置いた「コレクティブ リーダー課程」を設け、9月〜12月にかけて受講生によるグループ展全4回を開催する。

 第1弾となるグループAの展示「ホンヂスイジャク」は、海老名あつみがキュレーターとなり、菊谷達史、平山匠、三浦かおり、茂木瑶、山﨑千尋、ユゥキユキの6名が参加。現代は「廃仏毀釈にも似た野蛮が再燃しうる岐路に立っている」状況下にあるとして、芸術そして本展を、分断と硬直化された思考を解放するきっかけとしたいという。

 各展示の最終日にゲスト講師を迎えた講評会を実施し、その模様をニコニコ生放送のチャンネルにて無料生中継。生中継では受講生らが作品の解説を行い、講師の作品評価や展示総評などを放送する。

 グループAではゲスト講師に椹木野衣を迎え講評会を開催する。今回は、例外として講評会の中継はなくアトリエからの作品プレゼンのみ中継を行う。第2弾以降は、飴屋法水、八谷和彦、宇川直宏が講評会に登壇予定。4回のグループ展は最終講評会への選考も兼ねており、卓越した力を発揮した受講生数名は2020年2月にゲンロンカフェで行われる最終講評会に出品することができる。