EXHIBITIONS
都美セレクション グループ展 2019
ヘテロトピア
「都美セレクション グループ展」は、新しい発想によるアートのつくり手の支援を目的として、2012年の東京都美術館リニューアルオープン時に始まった。今年は、応募の中から厳正な審査を経て選ばれた「過去・現在・未来を考える」「エゴイメ・コレクティヴ」「ヘテロトピア」の3グループが展覧会を開催。それぞれのグループが熱量を込めた展示では、絵画・写真・彫刻・インスタレーションなど多様なジャンルの作品が紹介される。
グループ展「ヘテロトピア」の出展作家は、プラスチックやゴム、鉄など身近な素材を用いて不思議な空間をつくり上げる彫刻家の伊藤誠、展示空間を意識した、平面や立体作品、インスタレーションまで幅広く発表する岡田和枝、工業製品を使ったインスタレーションなどで知られ、自然と人工の境界を探究する白井美穂、美術批評家としても活動する画家の松浦寿夫、自身が彫刻になる、重力から解放された立体作品などを手がける吉川陽一郎の5名。
本展では、哲学者のミシェル・フーコーが唱えた、ひとつの場所に複数の時間と空間が並置される「ヘテロトピア(異在郷)」という概念に「東京都美術館」をあてはめ、そのなかにまた別のヘテロトピアを出現させること、あるいは美術館という場所が備えるべきヘテロトピアという性質を回復させることを試みる。
グループ展「ヘテロトピア」の出展作家は、プラスチックやゴム、鉄など身近な素材を用いて不思議な空間をつくり上げる彫刻家の伊藤誠、展示空間を意識した、平面や立体作品、インスタレーションまで幅広く発表する岡田和枝、工業製品を使ったインスタレーションなどで知られ、自然と人工の境界を探究する白井美穂、美術批評家としても活動する画家の松浦寿夫、自身が彫刻になる、重力から解放された立体作品などを手がける吉川陽一郎の5名。
本展では、哲学者のミシェル・フーコーが唱えた、ひとつの場所に複数の時間と空間が並置される「ヘテロトピア(異在郷)」という概念に「東京都美術館」をあてはめ、そのなかにまた別のヘテロトピアを出現させること、あるいは美術館という場所が備えるべきヘテロトピアという性質を回復させることを試みる。