モリメール

　自らが名画の登場人物に扮した、セルフポートレイト作品で知られる美術家・森村泰昌。2018年にオープンした美術館「モリムラ＠ミュージアム」の展覧会第2弾では、森村の変身術を体験し、「フェルメールの絵になれる」斬新な展覧会を開催している。

　これまでフェルメールの《絵画芸術》《真珠の耳飾りの少女》をテーマにした作品を発表してきた森村が、今回変身するのは《牛乳を注ぐ女》。会場には、森村によるフェルメール3部作と各作品の関連資料や映像に加え、撮影で使用されたフェルメールの部屋のセットも展示され、自由に出入りすることができる。

　会期中の毎週日曜日、森村の専属スタッフ「チーム・モリムラ」の手で、フェルメールの絵の登場人物に変身できるワークショップを実施。本展のInstagramでは、来館者の「なりきりモリメール」を見ることができる。