EXHIBITIONS
玉山拓郎、松平莉奈「隣人をあなた自身のように愛せ」
玉山拓郎と松平莉奈による2人展。本展では「隣人愛」を主題に、異分野で頭角を現す若手作家が邂逅する。
鮮やかに彩られた壁や照明、家具や日用品などを使ったインスタレーションや映像作品を制作し、構成的かつ夢想的な色調のコンポジションをつくり出す玉山。近年では、インスタレーションの要素として予見可能なヴィジュアルだけでなく、天井から吊るされた物体がもたらす陰影や重力の律動、または映像のノイズやモアレなど、偶然が織りなすパターンを複層的に配置し、展示空間に茫洋たる不可視の領域を呼び込んでいる。
いっぽう松平は、日本画の領域で培った技術や画材を丹念に咀嚼しながら、自らの身体を繰り返し通過することで得られる描線のひらめきをすくい出し、形式の不自由を自由へと反転させた新たな日本画を創出している。近年は、New Balanceへ作品提供などデザインワークも数多く手がけるほか、最近では「Bamboo Flute Orchestra」のMVためのデジタル絵巻を制作。特徴的な構図やモチーフ、画題に応じた技法の異種混交的な使い分けにより、ジャンルを超えた新たな具象画の担い手として注目されている。
鮮やかに彩られた壁や照明、家具や日用品などを使ったインスタレーションや映像作品を制作し、構成的かつ夢想的な色調のコンポジションをつくり出す玉山。近年では、インスタレーションの要素として予見可能なヴィジュアルだけでなく、天井から吊るされた物体がもたらす陰影や重力の律動、または映像のノイズやモアレなど、偶然が織りなすパターンを複層的に配置し、展示空間に茫洋たる不可視の領域を呼び込んでいる。
いっぽう松平は、日本画の領域で培った技術や画材を丹念に咀嚼しながら、自らの身体を繰り返し通過することで得られる描線のひらめきをすくい出し、形式の不自由を自由へと反転させた新たな日本画を創出している。近年は、New Balanceへ作品提供などデザインワークも数多く手がけるほか、最近では「Bamboo Flute Orchestra」のMVためのデジタル絵巻を制作。特徴的な構図やモチーフ、画題に応じた技法の異種混交的な使い分けにより、ジャンルを超えた新たな具象画の担い手として注目されている。