EXHIBITIONS

ジュリアン・オピー

ジュリアン・オピー Running 1 2018

ジュリアン・オピー Telephone 2018

ジュリアン・・オピー Towers. 1 2018

ジュリアン・オピー Julian 2012

 イギリスを代表する現代アーティストのひとり、ジュリアン・オピー。点と線という最小限の視覚言語で構成された、モデルの個性や性格が的確に伝わるポートレイトで知られ、近年は、都市の通りを行き交う人々を表現した絵画や映像、都市のビル群やカラスの立体作品など幅広い作品を制作している。

 オピーは作品の素材に、伝統的な絵画や彫刻の素材だけでなく、LEDディスプレイや看板などの工業製品も使用。ありふれた素材から生み出される視覚表現が、年齢や性別、文化的な背景を超えて幅広い層に支持されている。また、オピーは日本の浮世絵やアニメのセル画のコレクターとしても知られ、輪郭線を強調した特徴的な作風からその影響を感じ取ることができる。

 本展は、日本の美術館では11年ぶりとなる大型個展。作家自らが選んだ絵画、彫刻、映像など初公開となる新作を中心に展示し、オピーの現在を紹介する。作品の一部としてBGMのような音楽が流れ、平面と立体作品を大胆に分けた会場構成も見どころとなる。