ARTISTS
ジュリアン・オピー
Julian Opie
ジュリアン・オピーは1958年イギリス・ロンドン生まれ。1983年ロンドン大学ゴールドスミス校 (Goldsmiths, University of London)を卒業、その後もロンドンを拠点に活動する。オピーが用いる独特の表現体系は一目でオピーによるものであると認識ができ、表現という概念をもって自身が芸術的に重要としているもの、そしてイメージがいかにして知覚・理解されるかということが反映されている。常に最先端と伝統どちらの手法も探求し続けているオピーは、日常におけるボキャブラリーを再解釈して見えてくるものと戯れているようであり、そこから導き出され生まれた作品は我々を取り巻く世界における視覚的・空間的に経験してきたことを喚起させる。古典的な肖像画やエジプトの象形文字、日本の木版画といったものから始まり、公共の看板、案内板、交通標識に至るまで影響を受け、美術史における原則と現代の生活に在るクリアな視覚言語とを結びつけている。