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EXHIBITIONS

没後40年 バーナード・リーチ展 -山本爲三郎コレクションより

スリップウェアペリカン図大皿 1930 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵

彫絵飛鳥文扁壺 1957-60頃 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵

貼付文大注瓶 1931頃 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵

 民藝運動を提唱した柳宗悦や、河井寬次郎、濱田庄司と交流し、日本にゆかりのあるイギリス出身の陶芸家、バーナード・リーチ。当初、画家を目指していたリーチは、日本で陶芸に出会い、その奥深さに魅了され、日本で作陶を学んだ。

 濱田を伴い、イギリスに戻ったリーチは、セント・アイヴスで困難の末に窯を築いて同地を拠点に活動。これ以降も数度来日し、京都、益子などの窯を訪れて作陶を続けた。やがて、日本やイギリス各地の伝統的な技法を自らの作品にとり入れて昇華させ、近代陶芸を代表する陶芸家となった。

 本展では、民藝運動を黎明期から篤く支援したことで知られ、生涯にわたりリーチと親交を結んだ山本爲三郎(ためさぶろう、アサヒビール初代社長)のコレクションを中心に展示。山本の自邸に建てられ、初期民藝運動の拠点となった「三國荘(みくにそう)」や、山本が大阪ロイヤルホテル(現・リーガロイヤルホテル[大阪])に開設した「リーチバー」ゆかりの作品、また、柳をはじめとする民藝運動の作家たちとの交流を示す貴重な作品などを含む、約100点を一挙に公開する。