EXHIBITIONS
寄神宗美「RE-CREATIONS」
八木一夫に師事し、1984年より続くシリーズ「RE-CREATIONS」を代表作に制作を行う陶芸家・寄神宗美(よりがみ・むねみ)。1980~98年まで「走泥社」の同人として活動し、現在は中国湖北省の美術学院で後進の指導にあたっている。
「RECREATIONS」シリーズは、83年に作品制作中の出来事をきっかけに誕生したもの。焼成前に割れてしまった材料の破片が美しかったことから、それらを別々に焼成して再度組み合わせたところ、寄神は人の手による造形と自然の力の作用によるかたちとに独特の調和を発見した。
寄神はこの体験を契機にそれまでの「やきものは割れてはいけない」という考え方に疑いを持ち、以後、焼成前に材料を破断させた後、再度それぞれを焼成したものを接着した独自の造形で、やきものの魅力を表現している。
本展では、陶と木の造形を組み合わせた新作を含むオブジェ約8点を発表。満開の桜並木にかかる霞をモチーフとした《Re-Creations 桜−1》は、寄神作品の特徴である艶やかな大理石のような陶肌を有し、春の香りたつような雰囲気を漂わせる。
「RECREATIONS」シリーズは、83年に作品制作中の出来事をきっかけに誕生したもの。焼成前に割れてしまった材料の破片が美しかったことから、それらを別々に焼成して再度組み合わせたところ、寄神は人の手による造形と自然の力の作用によるかたちとに独特の調和を発見した。
寄神はこの体験を契機にそれまでの「やきものは割れてはいけない」という考え方に疑いを持ち、以後、焼成前に材料を破断させた後、再度それぞれを焼成したものを接着した独自の造形で、やきものの魅力を表現している。
本展では、陶と木の造形を組み合わせた新作を含むオブジェ約8点を発表。満開の桜並木にかかる霞をモチーフとした《Re-Creations 桜−1》は、寄神作品の特徴である艶やかな大理石のような陶肌を有し、春の香りたつような雰囲気を漂わせる。



