EXHIBITIONS

民具 MINGU展

2018.12.14 - 2019.01.14
 「民具」とは、財界人、民俗学者の渋沢敬三によって昭和初期につくられた言葉。長い時を経て庶民の日常を支えた生活道具を指し、手から手へ引き継がれた無駄のないかたちが、自然と共存する日本の暮らしの原風景を感じさせる。

 その後、新しい素材や生産技術の開発、また流通の進化によって日本産業の構造が変化し、道具のかたちも多様化。そんな中、使い手としての生活者の立場となって商品のあるべき原点を見直そうと「無印良品」が誕生した。

 本展は、民具と無印良品の双方の展示を通して、「現代の民具」とは何かを問う企画。同時開催されている「民藝 MINGEI -Another Kind of Art 展」とあわせて鑑賞してほしい。