アートいちはら2018秋

　千葉県のほぼ中央に位置する市原市を舞台に、2014年にスタートした芸術祭「いちはらアート×ミックス」。のどかな里山を走行するローカル線小湊鉄道の沿線にある、廃校や古民家でのアート作品展示やワークショップなどを通して、地域の活性化につなげてきた。

　そんな「いちはらアート×ミックス」が2020年に開催決定。これにつなげていく、アートイベント「アートいちはら2018秋」が催される。

　参加作家は、岩間賢、岡博美、岡田杏里、鍛治瑞子、来田広大、木村崇人、塩月洋生、ジョゼ・デ・ギマランイス、鈴村敦夫、竹村京、田中奈緒子、チョウハシトオル、デイモン・ベイ、トーマス・レーメン、西形彩庵、舞踏団トンデ空静、ヘラルド・バルガス、堀真澄、前田麻里×坂口理子×マサオプションの19組。

　市内に唯一現存する旧小学校の木造校舎を保存・活用した「内田未来楽校」など主要8ヶ所で作品を展示するほか、体験型のワークショップを実施。また、会場のひとつである市原湖畔美術館で開催中の、ポルトガルの国民的作家、ジョゼ・デ・ギマランイスの大規模個展に関連したイベントも行われる。

　各会場への移動は小湊鉄道上総牛久駅、里見駅、月崎駅から無料周遊バスを運行。なお、アートハウスあそうばらの谷のみ12月2日まで毎日、開場する。
　
　紅葉シーズンを迎えた里山の風景を楽しみながら、アートとのふれあいを満喫したい。