EXHIBITIONS

ひろしま美術館開館40周年記念

ブリヂストン美術館展

珠玉の石橋財団コレクション 印象派からピカソまで

2018.10.13 - 12.16

ピエール=オーギュスト・ルノワール すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢 1876 石橋財団ブリヂストン美術館

クロード・モネ 黄昏、ヴェネツィア 1908頃 石橋財団ブリヂストン美術館

ポール・セザンヌ サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール 1904-06頃 石橋財団ブリヂストン美術館

アンリ・ルソー イヴリー河岸 1907頃 石橋財団ブリヂストン美術館

アンリ・マティス 青い胴着の女 1935 石橋財団ブリヂストン美術館

 ブリヂストン美術館は「世界の人々の楽しみと幸福のために」という基本理念のもと、1952年東京の京橋に新築された株式会社ブリヂストンビル内にオープン。ニューヨーク近代美術館のように、街中にあって気軽に立ち寄ることができる美術館を目指してきた。

 創設者・石橋正二郎の個人蒐集からはじまったコレクションは、石橋財団に引き継がれて今日まで発展。その数は2600点にのぼり、古代ギリシア彫刻から日本近代洋画、現代美術に至るまでと幅広い。とりわけ、印象派を中心とするフランス近代絵画のコレクションは名作が揃っている。

 ひろしま美術館とブリヂストン美術館では過去に、1981年に「コレクション交換展」、82年に「具象絵画の革命-セザンヌから今日まで」、そして2010年に特別展「セーヌの流れに沿って」を共同で開催。ひろしま美術館が開館40周年を迎えた本年は、これまでの展覧会とは異なり、両コレクションの核であるフランス近代絵画が一堂に会する。

 本展では、ルノワールの《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》やセザンヌの《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》、ピカソの《腕を組んですわるサルタンバンク》をはじめ、モネ、コロー、マティスなど19世紀〜20世紀前半の印象派を中心とした30人の画家による名品76点が並ぶ。