EXHIBITIONS

うみのむこう 木浦奈津子展

2026.09.26 - 10.04
 福岡市のEUREKAで「うみのむこう 木浦奈津子展」が開催される。会期は9月26日〜10月4日。

 木浦奈津子は1985年鹿児島市生まれ。2010年に尾道市立大学大学院美術研究科油画専攻を修了した。木浦は、日常のなかで目にする何気ない風景から詳細な情報をそぎ落とし、個人的な感情や具体的な記憶を遠ざけ、画面と自己とのあいだに一定の距離をつくりながら作品を制作する。主な展示に「うみとこうえんと、」(鹿児島市立美術館、2021)、「VOCA展2022」(上野の森美術館、東京、2022)など。

 本展は、鹿児島を拠点に活動する木浦が、夏に初めて参加したアーティスト・イン・レジデンスで薩摩硫黄島に滞在し、制作した作品を発表する個展となる。会場では、薩摩硫黄島で描いた水彩のスケッチと油絵を中心に展示する。本展に際に、木浦は以下のステートメントを発表している。

「景色のむこう側について、私はいつも考えている。この夏初めてのアーティスト・イン・レジデンスで薩摩硫黄島に滞在した。鹿児島市から船で4時間。船だけが島と外をつないでいる。そこには茶色の海や、黄色の硫黄、青々とした山々など猛烈な夏の日差しにあてられてそれらはより鮮やかに光を放っていた。

 行こうと思えばすぐに行ける距離でありながら、これまで知ることも目にしたこともなかった風景がそこに広がる。『ただそこに在る』ものだと捉えていた景色のむこうにも続きがあるということを知る」。