EXHIBITIONS

特別展

神田日勝記念美術館×小川原脩記念美術館 所蔵作品交換展 二人の歩んだ道

小川原脩記念美術館
2026.04.11 - 07.12

小川原脩《大白鳥》(1978)

神田日勝《馬(絶筆・未完)》(1970、コンタクトサイズ)神田日勝記念美術館

 小川原脩記念美術館で、特別展「神田日勝記念美術館×小川原脩記念美術館 所蔵作品交換展 二人の歩んだ道」が開催されている。

 本展では、戦後という時代に芸術を通じて自己の確立を目指した神田日勝と小川原脩の画業を紹介。鹿追町にある神田日勝記念美術館との所蔵作品交換展として開催されている。

 神田は、北の大地で農民として生きながら、短い生涯のなかで絵を描くことに打ち込んだ。その生涯を通じて、戦後社会派リアリズムやポップアートを思わせる色彩の氾濫、アンフォルメルなど、自らの画風を最後まで模索し続けた。

 いっぽう、小川も、戦前のシュルレアリズムへの傾倒から、戦後の北海道的な題材への取り組み、縄文文化やシャーマニズムへの接近、動物をテーマにした作品、晩年のチベット・インドへの関心へと、生涯にわたって様々な画風の変遷をたどった。

 今回の展示では、農業に従事する傍ら身近な題材をもとに絵を描き続けることで、没個性化していく人間社会へ警鐘を鳴らした神田日勝と、犬や白鳥といった動物たちの姿に人間社会の構図を投影することで社会における在り方を表現しようと試みた小川原脩に注目。激動な時代に芸術を通じて自己の確立を目指したふたりの画家がそれぞれ歩んだ画業をたどる。