EXHIBITIONS

折元 立身 : パンと

2026.02.20 - 03.08
 青山目黒で「折元 立身 : パンと」が開催されている。

 折元立身は1946年神奈川県川崎市生まれ。70年代に渡米し、ロサンゼルスとニューヨークを拠点に制作を行った。80年代以降は主にパフォーマンス作品の制作と発表のため国際的に活動し、原美術館、Museum of Art Fort Lauderdale、Ikon Gallery、Museu de Arte de São Paulo(MASP)などで個展を開催。第16回および第18回サンパウロ・ビエンナーレ、第1回ハバナ・ビエンナーレ、第8回シドニー・ビエンナーレ、横浜トリエンナーレなどに参加。2025年に逝去した。

 本展は、川崎出身で国際的に活動した折元立身の追悼展として開催されている。折元が生涯にわたり取り組んだ多様な作品シリーズのなかでも、パンを用いたアクションに着目する。

 世界のどこでも手に入る「パン」という素材を用い、場や状況を変化させる行為は、長年にわたり続けられた代表的な作品群となっている。訪れた土地や心身の状態、その時々の環境に応じて変化しながら繰り返し行われ、晩年まで創作とともにあったシリーズだ。

 今回の展示では、世界各地で行われたアクションの記録を、未発表作や遺作となった『The New York Times Magazine』の誌面のための新作を含め、写真・映像・資料とともに紹介。あわせて、その過程で生まれた立体作品やドローイングを含む約40点を展示している。同廊で7度目の個展であり、没後初の展覧会となっている。

 なお、会期中の2月23日は1周忌として開廊している。