EXHIBITIONS

レイチェル・アダムス「Interference」

2026.01.31 - 02.22

上:「Interference」展示風景 左下:Interference (Reticle-StitchedLayout) 1(部分) 2025 ペン、紙 70 × 50 cm
右下:System 360 / Operations Manual(Working from Home) 2024 インク、紙 可変

 Yoshimi Artsで、レイチェル・アダムスによる個展「Interference」が開催されている。

 レイチェル・アダムスは、英国グラスゴーを拠点に活動。版画、彫刻、テキスタイルなど複数のメディアを横断しながら制作を行い、「テクノロジー」とは何かという定義を問い直し、労働のヒエラルキーや文化的慣習、素材との関係を再考してきた。これまでの展覧会では、伝統的な彫刻手法やデジタル技術を用いた作品、社会状況の変化の中で制作した作品などを発表している。

 アダムスの制作は、テクノロジーの歴史に関わる問題を主題とし、複数のメディアを横断して制作を行う点に特徴がある。本展を通して、展示空間を労働と余暇が交錯する場として捉え直し、テクノロジーをめぐる異なる物語同士を対話させてきた実践を紹介。また、相反する歴史的記述をオブジェやイメージに組み込む手法を通し、歴史の客観性や解釈のあり方に関する問いを提示してきた活動にも言及する。

 本展では、オンライン上で収集したコンピュータ技術の画像を用いた新たなドローイング・シリーズを展示。初期のデジタル時代に回路設計が紙ベースで行われていた頃のプロセスを想起させるラックシステムを用いた展示構成となっている。