EXHIBITIONS
ロバート・キャパ 戦争
東京都写真美術館で「ロバート・キャパ 戦争」が開催される。
ロバート・キャパは1913年ハンガリー・ブダペスト⽣まれ。本名はアンドレ・フリードマン。報道写真家として1930年代から死去までの20年余に世界各地の戦場を駆け巡り、臨場感あふれる作品を多く残した。とくにスペイン内戦での《崩れ落ちる兵⼠》、ノルマンディー上陸作戦に同⾏して撮影した《D デー》は報道写真の歴史に残る傑作となっている。1947年にはアンリ・カルティエ゠ブレッソンやデヴィッド・シーモアらとともに国際写真家集団「マグナム・フォト」を結成。1954年に来日し、東京や奈良、大阪などを訪れた後、第⼀次インドシナ戦争へ取材に向かい、撮影中に地雷に触れ、40年の⽣涯を閉じた。
本展は、東京富士美術館が所蔵するキャパの約1000点のコレクション・プリントから、「戦争」に焦点をあてた作品約140点を厳選して展示。昨今のロシアとウクライナ、パレスチナやレバノンとイスラエルなどの地域における紛争、シリアのアサド政権崩壊による影響など、世界の現状はキャパの願った「人間を取り捲く状況を少しでもよいものにしよう」という思いとは遠いものとなっている。それゆえに戦後80年のいま、本展は改めてキャパの写真証言を見直す機会となる。
ロバート・キャパは1913年ハンガリー・ブダペスト⽣まれ。本名はアンドレ・フリードマン。報道写真家として1930年代から死去までの20年余に世界各地の戦場を駆け巡り、臨場感あふれる作品を多く残した。とくにスペイン内戦での《崩れ落ちる兵⼠》、ノルマンディー上陸作戦に同⾏して撮影した《D デー》は報道写真の歴史に残る傑作となっている。1947年にはアンリ・カルティエ゠ブレッソンやデヴィッド・シーモアらとともに国際写真家集団「マグナム・フォト」を結成。1954年に来日し、東京や奈良、大阪などを訪れた後、第⼀次インドシナ戦争へ取材に向かい、撮影中に地雷に触れ、40年の⽣涯を閉じた。
本展は、東京富士美術館が所蔵するキャパの約1000点のコレクション・プリントから、「戦争」に焦点をあてた作品約140点を厳選して展示。昨今のロシアとウクライナ、パレスチナやレバノンとイスラエルなどの地域における紛争、シリアのアサド政権崩壊による影響など、世界の現状はキャパの願った「人間を取り捲く状況を少しでもよいものにしよう」という思いとは遠いものとなっている。それゆえに戦後80年のいま、本展は改めてキャパの写真証言を見直す機会となる。