SHOW-CASE PROJECT Extra-1　冨井大裕　モノコトの姿

　慶應義塾大学アート・センターで「SHOW-CASE PROJECT Extra-1　冨井大裕　モノコトの姿」が開催されている。

　慶應義塾大学アート・センターでは、若い世代が学ぶ大学という場でこそ、現代という同時代を生きるアーティストたちの作品と出会い、多様な視点に触れる機会をつくることが重要と考え、現代美術展を企画してきた。

　その新たな試みとして、既成品を用い独自の眼差しでその新たな側面を見出す作品で知られている美術家・冨井大裕と3年間にわたる展示プロジェクトを始動。

　展覧会は時間と場所が区切られている「出来事」であり、通常は一期一会的に成り立つもので、それが展覧会の魅力でもある。その「出来事」を3年の連続形で考えることによってどのような展開が可能なのか、小さな展示室から新しい「出来事」の挑戦を発信する。 第1回（＝Extra-1）は「モノコトの姿」というタイトルのもと、彫刻の根本を探るような問いかけが発せられる。