慶應義塾大学アート・センター

　1993年に開設された慶應義塾大学附属の研究センター。特定の分野や思想、理論体系に偏ることなく、様々な学問分野の成果を総合する本大学の特徴を活かし、現代社会における芸術活動の役割をテーマに、理論研究と実践活動を広く展開している。

　慶應義塾大学三田キャンパス・南別館1階に開設されたアート・スペースは、常設的な展示施設。45平方メートルの小振りな一室では、慶應義塾所蔵の美術作品の紹介展示、各種研究所や研究グループの成果発表展示、アート・センター所管のアーカイヴに関連する展示など、大学の研究教育活動と密接な関係をもちながら、多岐にわたる展示企画を実施する。キャンパス外に位置することから、学外からの来館者に開かれた、大学と地域を結ぶ空間としての機能も期待されている。