EXHIBITIONS
関根伸夫展 空相 – 皮膚
YOD Galleryで「関根伸夫展 空相 – 皮膚」が開催されている。
YOD Galleryは、東京・天王洲、TERRADA ART COMPLEXで新しいスペースをオープンした。YOD Gallery東京店は、16年間活動し続けてきたYOD Galleryの精神を継続し、芸術史を踏まえつつも「いま」を見直し、また、伝統から実験的まで、独自の芸術観を持った作家・作品を見いだした展示を紹介する。
今回、オープニングを飾る記念となる展覧会は、「関根伸夫展 空相 – 皮膚」。
関根伸夫(1942〜2019)は、1968年に多摩美術大学大学院油絵研究科修了後、1960年代から1970年代に美術界を席巻した「もの派」ムーブメントの代表的作家として活動。とくに、1968年の第一回須磨離宮公園現代彫刻展での《位相−大地》は、「もの派」の原点として位置づけられ、戦後日本美術の記念碑的作品と称されている。1970年には、世界三大ビエンナーレのひとつであるヴェネチア・ビエンナーレの日本代表アーティストとなり、さらにその名を轟かせた。ロサンゼルスに拠点を移して以降も、2019年に逝去するまで、精力的に作品制作を続けた。本展で展示される作品群は、関根がロザンゼルスで最晩年に取り組んだ作品だ。
関根の制作では、つねに東洋の伝統的心性を反映しつつ、周囲の環境・空間への敬意を表している。YOD Gallery東京店が位置するエリアは東京都品川区にあり、ここは旧来の陸地と新興の埋立地からなっており、その上に立つ倉庫だったギャラリー空間に関根の作品群を置くことで、また新たな意味が生まれるのではと構想。
本展では、「空想 – 皮膚」シリーズ作品と、制作過程のドローイングなどおよそ30点に及ぶ関根の作品が展示されている。
YOD Galleryは、東京・天王洲、TERRADA ART COMPLEXで新しいスペースをオープンした。YOD Gallery東京店は、16年間活動し続けてきたYOD Galleryの精神を継続し、芸術史を踏まえつつも「いま」を見直し、また、伝統から実験的まで、独自の芸術観を持った作家・作品を見いだした展示を紹介する。
今回、オープニングを飾る記念となる展覧会は、「関根伸夫展 空相 – 皮膚」。
関根伸夫(1942〜2019)は、1968年に多摩美術大学大学院油絵研究科修了後、1960年代から1970年代に美術界を席巻した「もの派」ムーブメントの代表的作家として活動。とくに、1968年の第一回須磨離宮公園現代彫刻展での《位相−大地》は、「もの派」の原点として位置づけられ、戦後日本美術の記念碑的作品と称されている。1970年には、世界三大ビエンナーレのひとつであるヴェネチア・ビエンナーレの日本代表アーティストとなり、さらにその名を轟かせた。ロサンゼルスに拠点を移して以降も、2019年に逝去するまで、精力的に作品制作を続けた。本展で展示される作品群は、関根がロザンゼルスで最晩年に取り組んだ作品だ。
関根の制作では、つねに東洋の伝統的心性を反映しつつ、周囲の環境・空間への敬意を表している。YOD Gallery東京店が位置するエリアは東京都品川区にあり、ここは旧来の陸地と新興の埋立地からなっており、その上に立つ倉庫だったギャラリー空間に関根の作品群を置くことで、また新たな意味が生まれるのではと構想。
本展では、「空想 – 皮膚」シリーズ作品と、制作過程のドローイングなどおよそ30点に及ぶ関根の作品が展示されている。