EXHIBITIONS

ベル・エポック―美しき時代 パリに集った芸術家たち

ワイズマン&マイケル コレクションを中心に

 パナソニック汐留美術館で「ベル・エポック―美しき時代 パリに集った芸術家たち ワイズマン&マイケル コレクションを中心に」が開催される。

 19世紀末から1914年頃までのパリが芸術的にもっとも華やいだ時代「ベル・エポック」。本展は、ベル・エポック期から1930年代に至る時代の美術、工芸、舞台、音楽、文学、モード、科学といった様々なジャンルで花開いた文化のありようを重層的に紹介するもの。

 会場には、トゥールーズ=ロートレックやジュール・シェレによるポスター、当時のブルジョワたちが身にまとった衣服に装身具、エミール・ガレやルネ・ラリックの工芸作品に加えて、芸術家同士の交流がうかがえる書簡や稀覯本など、その頃のパリの繫栄や活気を鮮明に伝える多様な分野の作品が展示される。とりわけ、展示の中核をになう、デイヴィッド・E・ワイズマンとジャクリーヌ・E・マイケルの絵画コレクションは、往時のモンマルトルの世相を色濃く反映した珠玉の作品群と言える。