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EXHIBITIONS

みんぱく創設50周年記念企画展

客家と日本――華僑華人がつむぐ、もうひとつの東アジア関係史

2024.09.05 - 12.03

1930年代の台湾における客家の夫婦 出典『台湾写真帖』 南天書局 提供

 国立民族学博物館で、みんぱく創設50周年記念企画展「客家と日本――華僑華人がつむぐ、もうひとつの東アジア関係史」が開催される。

 華僑華人はひとつのグループと認識されることがあるが、実際にはルーツ、言語、文化による様々な集団に分かれており、それぞれが独自の団体をつくり上げている。本展は、華僑華人の一派である客家を取り上げ、その歴史・文化や活動を知ってもらうことをテーマとしている。

 19世紀後半以降、客家は日本と密接な関係を築きあげてきた。とくに1895年に日本が台湾を植民地とすると、台湾の客家にとって日本は身近な存在になった。また、一部の客家は台湾などから日本へ移住し、団体をつくり、生活を営んでいる。本展は、日本在住の客家の団体組織や生活文化だけでなく、客家が移住する前の植民地期の台湾についても多く触れていく。