EXHIBITIONS

浮世絵お化け屋敷

2024.08.03 - 09.01, 2024.09.06 - 09.29

歌川国芳 相馬の古内裏 個人蔵 後期展示

 太田記念美術館で「浮世絵お化け屋敷」が開催される。

 荒れ果てた屋敷に巣くう不気味な妖怪や、怨みを晴らそうと恐ろしい形相で睨みつける幽霊。浮世絵には様々なお化けが登場し、ときには見る者を怖がらせ、ときにはそのユーモラスな姿で笑わせる。

 本展では、歌川国芳の代表作である《相馬の古内裏》をはじめ、歌川国貞や月岡芳年ら人気浮世絵師たちが手がけた不気味で怖い妖怪や幽霊の名品や、楽しそうに踊る猫又、まるで人間のような表情をした河童、ゆるキャラのような不思議なフォルムをした謎の妖怪たちなど、怖いだけではない、可愛くてユーモラスなお化けたちも紹介する。

 太田記念美術館ではこれまで妖怪や幽霊を題材とした浮世絵をしばしば紹介してきたが、本展覧会では同館に新たに収蔵された初公開の作品38点を含む約170点の作品を展覧する。

 なお、前後期で全点展示替えされる。