もう一度、写真の話をしないか。フランクと同時代の写真家たち

　清里フォトアートミュージアムで、ロバート・フランク生誕 100 周年記念展「もう一度、写真の話をしないか。フランクと同時代の写真家たち」が開催されている。

　ロバート・フランクは1924年生まれ。故郷のスイスで写真の基礎を学び、1947年ごろから街中で私的に撮影する「ストリート・フォトグラフィー」を手掛ける。とりわけアメリカ大陸を横断して各地を撮影し、1959 年に米国で出版された『アメリカ人』は大きな評判を呼び、写真家としての名前を不動のものにした。

　ロバート・フランク生誕100周年という節目を迎える年に、本展ではフランクと同時代に国内外の作家20名が撮影した作品とともに、改めてフランクの作品を展示。日本、アメリカ、ヨーロッパで当時撮影された作品を並列し、写真史における 1950 年代を再考察すると同時に、フランクが写真界にもたらした大きなうねりを感じることができる展示となっている。