EXHIBITIONS

第8回特別展示

生誕90年記念 藤戸竹喜の世界展

2024.06.29 - 08.25

藤戸竹喜 親子熊 2004 クス 個人蔵

 国立アイヌ民族博物館で「生誕90年記念 藤戸竹喜の世界展」が開催されている。

 藤戸竹喜(ふじと・たけき、1934〜2018)は北海道美幌町生まれ。少年期を木彫り熊の職人で賑わう旭川市近文で過ごした。熊彫りの名工として知られた父・竹夫のもと、12歳から熊彫りを始め、15歳で一人前の職人として木彫り熊を店頭で彫り始めた。以来、一貫して木彫制作に取り組み、1964年、30歳で北海道釧路市阿寒湖畔に民芸品店「熊の家」とアトリエを構えて独立。アイヌ民族の伝統的な彫りの技を受け継ぎながら、熊、狼、狐やシャチ、ラッコ、エビ、カニなど北に生きる動物たちや、先人たちの威厳あふれる肖像彫刻へと作域を広げていった。

 本展では、藤戸竹喜の仕事の全容を、初期から晩年に至る代表作91点によって紹介するとともに、藤戸が受け継ぎ、収集したアイヌコレクションをあわせて紹介する。