齋藤名穂｜ 空間をあむ　手ざわりハンティング

　千葉市美術館で「つくりかけラボ15　Art Lab 15　齋藤名穂｜ 空間をあむ　手ざわりハンティング　Tactile Hunt Weaving Space」が開催されている。

　つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間をつくり上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクト。いつでもだれでも空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場となっている。　

　建築家・デザイナーである齋藤名穂は、建築空間において指先から伝わる感覚がもたらす感情や想像力をかたちにした「さわる地図」の制作に長年取り組んできた。本プロジェクトでは、千葉市美術館という空間を往来する人々の感情や感覚を指先からひらき、「さわる」を手掛かりに来場者一人ひとりの美術館体験を紡いでいく。