EXHIBITIONS
朝海陽子「contact」
無人島プロダクションで、朝海陽子による個展「contact」が開催されている。
本展は、2021年から2022年の冬に年をまたいで開催された個展「touch」から連なる展覧会。コロナ禍の真っ只中、移動や行動が制限された緊急事態宣言期間中に制作された作品群を中心とした前回の個展から2年、さらに撮影を重ねた新作の映像作品《Distance》を発表。
コロナ禍の社会的制約は、様々なイベントや行事にも影響を与えた。過密を避けるために開催日時や場所を非公開にした「サプライズ花火大会」や、個人で手軽に楽しめる「手持ち花火」が再び人気を集めるなど、花火は開催形式や鑑賞スタイルを変え、夏の風物詩としての人気を保ち続けた。
今回展示されている《Distance》は、前作《Bubble》(2021)の続編として位置付けられる。この2つの作品は社会的制約の副産物として現れた「コロナ禍の花火」を基点とし、それぞれ異なる視点からとらえた映像作品となる。《Bubble》は緊急事態宣言下、人気のない街や窓から見える景色、夜な夜な人々が公園に集まりマスクをつけて距離を保ちながら花火に興じる姿をとらえた光景が多くの鑑賞者に強い印象を与えた。新作《Distance》では、自粛期間から花火大会再開までの過程で変化した人と人の距離感と花火を鑑賞する群衆の姿が記録されている。
なお、会期中の6月22日には特別スクリーニングイベントとして、《Bubble》と《Distance》の連続上映を行う。
本展は、2021年から2022年の冬に年をまたいで開催された個展「touch」から連なる展覧会。コロナ禍の真っ只中、移動や行動が制限された緊急事態宣言期間中に制作された作品群を中心とした前回の個展から2年、さらに撮影を重ねた新作の映像作品《Distance》を発表。
コロナ禍の社会的制約は、様々なイベントや行事にも影響を与えた。過密を避けるために開催日時や場所を非公開にした「サプライズ花火大会」や、個人で手軽に楽しめる「手持ち花火」が再び人気を集めるなど、花火は開催形式や鑑賞スタイルを変え、夏の風物詩としての人気を保ち続けた。
今回展示されている《Distance》は、前作《Bubble》(2021)の続編として位置付けられる。この2つの作品は社会的制約の副産物として現れた「コロナ禍の花火」を基点とし、それぞれ異なる視点からとらえた映像作品となる。《Bubble》は緊急事態宣言下、人気のない街や窓から見える景色、夜な夜な人々が公園に集まりマスクをつけて距離を保ちながら花火に興じる姿をとらえた光景が多くの鑑賞者に強い印象を与えた。新作《Distance》では、自粛期間から花火大会再開までの過程で変化した人と人の距離感と花火を鑑賞する群衆の姿が記録されている。
なお、会期中の6月22日には特別スクリーニングイベントとして、《Bubble》と《Distance》の連続上映を行う。