EXHIBITIONS

企画展

鬼太郎の誕生—生まれかわる四つの物語—

水木しげる記念館
2024.04.20 - 10.20, 2024.10.22 - 2025.04.06

©︎ 水木プロ

 水木しげる記念館で、企画展「鬼太郎の誕生—生まれかわる四つの物語—」が開催されている。

「鬼太郎」には、70年ほどの歴史がある。戦前に怪談「飴屋の幽霊」をモチーフにした紙芝居があり、水木しげるはこれをヒントに、1954年頃に「蛇人」という紙芝居作品で初めて鬼太郎を登場させる。その後、紙芝居作家から漫画家に転向した水木は、1960年に貸本「妖奇伝」で初めて漫画「鬼太郎の誕生」を描いた。

「鬼太郎は、人類が地球上に生まれる前から住んでいた幽霊族の、最後の生き残り。埋葬された母親から生まれてきた。死んだ父親は鬼太郎を心配するあまり、目玉だけの姿になって鬼太郎を見守る」。この「妖奇伝」でのストーリーをもとに「鬼太郎の誕生」はその後3度、発表媒体を変えて描き直されている。本展ではそれら4つの「鬼太郎の誕生」について紹介。それぞれの絵のタッチや表現の違いを楽しんでほしい。

 なお、前期会期後に展示の入れ替えを実施。