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BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」

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中谷ミチコ 《すくう、すくう、すくう》 Photo:Hayato Wakabayashi 場所:奥能登国際芸術祭

石内都 《絹の夢》 Courtesy of TheThird Gallery Aya

淺井裕介《野生の水脈- 抜け道の道しるべ》@横浜梅や CHICKEN EVERYDAY(横浜ベイクォーター)

 BankART Stationで、横浜トリエンナーレと会期を同じくしてBankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」が開催される。

 今回の会場となる「BankART Station」は、みなとみらい線「新高島駅」地下1階に広がる大空間であり、外部空間への結節点だ。この「BankART Station」を起点として、みなとみらい21地区、関内地区、ヨコハマポートサイド周辺地区の3つのエリアの日常空間に作品が広がっていく。

 みなとみらい21地区では中谷ミチコによる「奥能登国際芸術祭」(2021)のために制作された作品「すくう、すくう、すくう」を、横浜港に浮かぶ浮桟橋「ぷかりさん橋」にて再展示する。

 かつて欧米への生糸の輸出を行っていたという関内地区では、石内都「絹の夢―silk threaded memories」が展開される。

 ヨコハマポートサイド周辺地区では、淺井裕介が横浜ベイクォーターの3店舗でマスキングテープを用いた作品を、光岡幸一がテープを用いて風景に文字を書くシリーズを「つま正」本社ビルで展開。また横浜ディスプレイミュージアムでは白井美穂が、会場側から素材提供を受けて新作インスタレーション「Flower Child ー Cosmicomics(フラワーチャイルド ― コスミコミックス)」を展開する。

 会期中はこの3エリアを中心に都市を巡る様々なツアーも開催され、様々な視点から都市を再び訪れ直すことを試みる。