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企画展 うるしとともに ―くらしのなかの漆芸美

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 泉屋博古館東京で、企画展「うるしとともに― くらしのなかの漆芸美」が開催されている。

 館長・野地耕一郎は、本展の目的を「漆の再発見」にある、と語っている。樹液である漆は、接着や修復、被膜など様々な用途があり、とくに東アジアではこれまで連綿と活用されてきた。会場では、様々な場面で使用されてきた住友コレクションの漆芸品の数々から、その魅力が3つの展示室にわたって紹介されている。また同時開催として、漆芸品と同じく人々の暮らしを彩ってきた陶磁器のなかから、近年寄贈された瀬川竹生コレクションの染付大皿を受贈後初めて公開。