EXHIBITIONS

須藤玲子:NUNOの布づくり

須藤玲子&アドリアン・ガルデール《こいのぼり》2008/2019(部分) 展示風景:「Sudo Reiko: Making NUNO Textiles」 CHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)Hong Kong、2019-2020 (C)CHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)Hong Kong

《糸乱れ筋》に用いられるニードルパンチ機(部分) 展示風景:「Sudo Reiko: Making NUNO Textiles」CHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)Hong Kong、2019-2020 (C)CHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)Hong Kong

展示風景:「MAKING NUNO: Japanese Textile Innovation from Sudo Reiko」 Japan House London、2021(C)Japan House London

展示風景:「須藤玲子:NUNOの布づくり」 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2023 撮影:林雅之

展示風景:「須藤玲子:NUNOの布づくり」 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2023 撮影:林雅之

展示風景:「Sudo Reiko: Making NUNO Textiles」 CHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)Hong Kong、2019-2020 (C)CHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)Hong Kong

 2019年に香港のCHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)で企画・開催され、その後、イングランド、スコットランド、スイス、そして国内では丸亀市猪熊弦一郎現代美術館を巡回してきた「須藤玲子:NUNOの布づくり」が、茨城県の水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催される。

 須藤は1953年茨城県石岡市生まれ。株式会社布代表で東京造形大学名誉教授。日本の伝統的な染織技術から現代の最先端技術を駆使し、新しいテキスタイルづくりを行なってきた。その作品はニューヨーク近代美術館やメトロポリタン美術館、ボストン美術館、ロサンゼルスカウンティ美術館、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、東京国立近代美術館などに収蔵されている。

 本展は、須藤玲子とNUNOの布づくりを包括的に伝える大規模個展。会場では須藤の代表作を通してその創作の姿勢を伝えるとともに、NUNOのテキスタイルを世に送り出してきた日本各地の工場にも焦点を当て、「布づくり」を支える創造的かつ技術的なプロセスが包括的に紹介される。