EXHIBITIONS
建築家・吉村順三の眼 ーアメリカと日本ー
ギャラリーエークワッドで「建築家・吉村順三の眼 ーアメリカと日本ー」展が開催されている。
吉村は1908年生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業。第二次世界大戦をはさんで日本とアメリカを行き来し、日本の建築文化をアメリカに伝えた。40年、ペンシルベニア州ニューホープに帰国していたアントニン・レーモンドに招かれ、開戦の直前までの14か月間、アントニン&ノエミ・レーモンド(夫妻)とともに暮らす。コロニアル建築の素朴な空間やニューヨークの摩天楼に至るまでを間近に経験し、吉村が日本建築の伝統のなかに潜む、近代建築の要素を再発見するきっかけとなる。
戦後、吉村は、アメリカで経験したモダンライフを日本の建築に取り込むと同時に、日本の感性や思想を、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の中庭に建設した「松風荘」をはじめ、モテル・オン・ザ・マウンテンなどの作品を通じてアメリカに紹介し話題となる。
本展は、吉村がアメリカで担当した作品から、国際的に活躍する芸術家らとの交流から生まれた日本の作品までを、スケッチや写真、映像を交えて紹介し、その業績を明らかにする展覧会。吉村の作品は、いまでも精彩を失わず、時を経ることで、むしろ使い手の心地よさが増す建築として継承されている。それらの事例から、誠実な吉村の建築家としての眼差しに触れる機会となるだろう。
吉村は1908年生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業。第二次世界大戦をはさんで日本とアメリカを行き来し、日本の建築文化をアメリカに伝えた。40年、ペンシルベニア州ニューホープに帰国していたアントニン・レーモンドに招かれ、開戦の直前までの14か月間、アントニン&ノエミ・レーモンド(夫妻)とともに暮らす。コロニアル建築の素朴な空間やニューヨークの摩天楼に至るまでを間近に経験し、吉村が日本建築の伝統のなかに潜む、近代建築の要素を再発見するきっかけとなる。
戦後、吉村は、アメリカで経験したモダンライフを日本の建築に取り込むと同時に、日本の感性や思想を、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の中庭に建設した「松風荘」をはじめ、モテル・オン・ザ・マウンテンなどの作品を通じてアメリカに紹介し話題となる。
本展は、吉村がアメリカで担当した作品から、国際的に活躍する芸術家らとの交流から生まれた日本の作品までを、スケッチや写真、映像を交えて紹介し、その業績を明らかにする展覧会。吉村の作品は、いまでも精彩を失わず、時を経ることで、むしろ使い手の心地よさが増す建築として継承されている。それらの事例から、誠実な吉村の建築家としての眼差しに触れる機会となるだろう。
