EXHIBITIONS
品川美香 「せかいのはじまり」
京都岡崎 蔦屋書店で、品川美香による個展 「せかいのはじまり」が開催されている。
品川美⾹は、⼤阪と京都を拠点に絵画を制作しているアーティスト。これまで、子供、植物、⾍などのモチーフを繰り返し描き、⻄洋絵画的なリアルさと、平⾯的な⽇本絵画的表現を合わせた独⾃の世界を表現してきた。
本展で公開されている、オディロン・ルドンによる⼀対の璧画《昼》と《夜》 の《昼》(1911頃)を参照にしたという5メートルの⼤作《昼》は、背景の⼭が品川の⽣まれ育った熊本から⾒える雲仙普賢岳に置き換わっており、正⾯には⾃⾝の⼦どもを主想とした存在が描かれている。
「⽇常で直⾯するわからないことや解決が難しい物事について考えるために絵を描いている」という品川。不安定な⽇々が続いたコロナ禍での妊娠・出産を経て描かれた本作は、無垢で、⼩さい存在を描きながらも、⼦供の⽬に、蝶の⽻ばたきに、背景の連なる⼭ともつながる歴史や宇宙といった壮⼤な存在を想起させる。
品川美⾹は、⼤阪と京都を拠点に絵画を制作しているアーティスト。これまで、子供、植物、⾍などのモチーフを繰り返し描き、⻄洋絵画的なリアルさと、平⾯的な⽇本絵画的表現を合わせた独⾃の世界を表現してきた。
本展で公開されている、オディロン・ルドンによる⼀対の璧画《昼》と《夜》 の《昼》(1911頃)を参照にしたという5メートルの⼤作《昼》は、背景の⼭が品川の⽣まれ育った熊本から⾒える雲仙普賢岳に置き換わっており、正⾯には⾃⾝の⼦どもを主想とした存在が描かれている。
「⽇常で直⾯するわからないことや解決が難しい物事について考えるために絵を描いている」という品川。不安定な⽇々が続いたコロナ禍での妊娠・出産を経て描かれた本作は、無垢で、⼩さい存在を描きながらも、⼦供の⽬に、蝶の⽻ばたきに、背景の連なる⼭ともつながる歴史や宇宙といった壮⼤な存在を想起させる。