EXHIBITIONS
伊庭靖子展「記憶と予感の随に」
光村グラフィック・ギャラリーで、伊庭靖子による個展「記憶と予感の随に」が開催されている。
伊庭は1967年京都生まれ。嵯峨美術短期大学で版画を学ぶが、90年代半ばより絵画に転身する。それ以降伝統的な油画とはかなり異質な、伊庭は独自の「絵画」を開拓し続けている。主な個展に「伊庭靖子展 まなざしのあわい」(2019年、東京都美術館)、「伊庭靖子展―まばゆさの在処―」(2009年、神奈川県立近代美術館)など。
伊庭は対象となるモチーフと自身の視点のあいだにある「質感」を描く。クッションや果物、赤外線を通した風景など、自身で撮影した写真をもとに描かれた絵画は、目に見える質感を超えて、そのもののまとう空気感までを鑑賞者に伝えている。
本展では、伊庭の作品を代表するクッションの作品や、接写により描かれた初期の果物の作品、風景に焦点を当てた近年の油彩画など10数点を展示する。また、立体視のできるステレオグラムの映像作品も展示し、作家の作品世界を多角的に鑑賞できる展覧会となっている。
伊庭は1967年京都生まれ。嵯峨美術短期大学で版画を学ぶが、90年代半ばより絵画に転身する。それ以降伝統的な油画とはかなり異質な、伊庭は独自の「絵画」を開拓し続けている。主な個展に「伊庭靖子展 まなざしのあわい」(2019年、東京都美術館)、「伊庭靖子展―まばゆさの在処―」(2009年、神奈川県立近代美術館)など。
伊庭は対象となるモチーフと自身の視点のあいだにある「質感」を描く。クッションや果物、赤外線を通した風景など、自身で撮影した写真をもとに描かれた絵画は、目に見える質感を超えて、そのもののまとう空気感までを鑑賞者に伝えている。
本展では、伊庭の作品を代表するクッションの作品や、接写により描かれた初期の果物の作品、風景に焦点を当てた近年の油彩画など10数点を展示する。また、立体視のできるステレオグラムの映像作品も展示し、作家の作品世界を多角的に鑑賞できる展覧会となっている。