EXHIBITIONS

矢尾板克則 「空っぽのフーケイ」

2023.08.26 - 09.10

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 galleria PONTEで、矢尾板克則による個展 「空っぽのフーケイ」が開催されている。

 矢尾板克則は1969年新潟県生まれ。1991年に武蔵野美術短期大学陶磁科を卒業後、陶芸家・山本幸一に師事。1995年から新潟県長岡市にて制作を開始した。詩情溢れる作風で、色化粧のオブジェやうつわをつくる。

 本展では、「小屋」シリーズや 「ハリボテ」シリーズの作品を中心に展示を構成。薄い陶板を骨組みに張った立体の中は空ろで、イメージと実体のズレが連続して増幅し、観者に様々な"タテモノ"を想起させる。矢尾板が作陶に相対するなかで生まれる純粋なかたち、中間色の色合いや土の質感を堪能できることだろう。