EXHIBITIONS

映画監督 山崎貴の世界

「テトラ」実物大レプリカ 映画 『ジュブナイル』 © 2000 Juvenile Project

 松本市美術館で 「映画監督 山崎貴の世界」が開催されている。

 山崎貴は1964年長野県生まれ。2000年に映画 『ジュブナイル』で監督としてデビュー。CGによる高度なビジュアルを駆使した映像表現・VFXの第一人者とされる。 『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)では、心温まる人情や活気、空気感を持つ昭和の街並みをVFXで表現し話題になり、第29回日本アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞など12部門を受賞。 『永遠の0』(2013)では、第38回日本アカデミー賞最優秀作品賞など8部門、共同監督を務めた 『STAND BY ME ドラえもん』(2014)では、最優秀アニメーション作品賞を受賞。

 本展は、山崎がつくり上げる映像の世界を、絵コンテやデザイン画、映像制作のためにつくられたミニチュアや出演者の衣裳、実物大のセットをはじめ、VFXの制作過程、完成映像などを通じて紹介し、デビュー作から最新作まで一挙に展覧している。