ヤン・シュヴァンクマイエル「怪談」展

　Galerie LIBRAIRIE6で、ヤン・シュヴァンクマイエル「怪談」展が開催される。

　シュヴァンクマイエルは1934年プラハ生まれ、54年にチェコ国立芸術アカデミー演劇学部人形劇学科に入学。卒業後、オブジェの制作を始め『J .S.バッハ G線上の幻想』（65）でカンヌ国際映画祭の短編部門審査員賞を受賞する。以降、ストップモーションの手法を使った短編 アニメを多数制作するようになる。シュールでグロテスクな独自の世界観で描いた長編第1作「アリス」（88）はアヌシー国際アニメ ーション映画祭の長編部門最優秀賞を受賞した。いまも現役として描き続けており、映画のみならず、絵画、ドローイング、コラージュ 、陶芸、作家、随筆家など幅広く活躍している。

　本展では、ラフカディオ・ハーン『怪談』のために制作した21点のコラージュ作品を中心に「Alice」のイラストほか、妻エヴァ ・シュヴァンクマイエロヴァーの作品もあわせて展示する。また日本初公開のドキュメント作品『Kunstkamera – クンストカメラ –』を会場内の小型モニターでループ上映。本展にあわせて、『怪談』（新装版）著：ラフカディオ・ハーン　画：ヤン・シュヴァンクマイエルを限定666部の限定刊行する。