鈴木一世「punctuation」

　銀座　蔦屋書店で鈴木一世の個展「punctuation」が開催されている。

　鈴木は2001年仙台生まれ。18年高校在学中に初の個展を開催し、翌年の19年にはJリーグチームとのコラボ企画の個展「VEGALTA SENDAI 25th ISSEISUZUKI EXHIBITION」を仙台ユアテックスタジアムにて開催した。22年にはアディダスとのコラボレーションによる個展「Issei Suzuki Exhibition supported by adidas」を銀座 蔦屋書店と阪急メンズ大阪 contemporary art gallely にて開催するなど、個展・グループ展・アートフェアに多数参加している。

　鈴木は記憶や情報の断片を重ねて、絡まりせめぎ合う様子を鮮やかな色彩と曲線で表現した作品を制作している。鈴木は絵画を自分の思いを伝える唯一の手段と考えており、絵画を視覚言語としてとらえることで、言葉によるコミュニケーションのもどかしさから解放しようとしている。

「区切り」となるようにという想いを込めてつけられた本展では、鈴木いまを映し出す最新作が展示されている。