EXHIBITIONS

EENT

POST-FAKE projects
2023.05.26 - 06.18

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 POST-FAKE projectsで、築山礁太、村田啓、高橋臨太郎による展覧会「EENT」が開催されている。

 築山は1997年東京生まれ。2019年日本写真芸術専門学校を卒業し、劣化・変質した記憶の定着を試みた《matrix》をはじめ、実験的な作品を制作してきた。近年は立体的なアプローチを取り入れた作品を制作するなど、平面や立体などの様々な形態を横断しながら写真作品の制作を行っている。東京都・東大和市にあるプロジェクトスペース兼飲食店「phil」にて企画、運営、シェフとしても活動している。

 村田は1990年新潟県生まれ、現在東京を拠点に活動。2016年東京藝術大学大学院美術研究科絵画油画専攻を修了し、視覚やスケールの変容への興味をもととした写真や映像を用いた作品制作のほか、ミュージシャンやファッションブランドとの協働などを行っている。

 高橋は1991年東京都生まれ、2021年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程を修了。自身の身体によって環境に働きかけるパフォーマンスや、立体、映像、インスタレーションなどを行っている。
 
 本展のタイトルにある「EENT」という言葉は、「End Evening Nautical Twilight」の直訳で「航海薄明」という空が薄明るい、薄暗いタイミングを示している。視線をめぐる問題意識を持つ3人のアーティストによる「航海薄明」を軸とした作品が紹介されている。