EXHIBITIONS

ステファニー・クエール 「Animal Instinct 」

2023.05.11 - 06.25

ステファニー・クエール Baboon I 2023 ©︎Stephanie Quayle Photography: Osamu Sakamoto

 Gallery38で、ステファニー・クエールによる4年ぶりの個展「Animal Instinct」が開催される。

 クエールは1982年生まれ。2005年にスレード・スクール・オブ・アート彫刻学科を首席卒業、2007年にロイヤル・カレッジ・オブ・アート彫刻学科修士課程修了。イギリスのアイリッシュ海に浮かぶマン島に生まれ育ったクエールは、現在も自然豊かなこの島で制作を続けている。クエールは、人間と動物、そして自然の持つ力と向き合いながら、動物たちの姿を造形してきた。2020年にKAMU kanazawaに作品が常設展示されるなど、日本でも注目されている。

 クエールは新石器時代や古代ギリシャの壺に使われたものと同じ材料を用いて制作することで、4万年の人類の歴史のなかで表現されてきた動物のイメージの探求を試みている。本展では、マン島の自宅周辺から掘り出された土も一部使用して制作された新作が紹介されるほか、ヒンドゥー教で神聖な生き物とされる牛や、チベット人や古代エジプト人に崇拝されるハゲワシ、古代エジプト人に崇敬され恐れられたヒヒ、ヒンドゥー教において神聖視されながら他の地域では悪者にされることもあるネズミなど、様々な動物たちがが展示される。クエールがつくり出すイメージとその実践に注目してほしい。