EXHIBITIONS

平野泰子個展 「山ではなく頂が平面であること」

平野泰子 Juxtapose 2301

平野泰子 Brench

平野泰子 Super position 2308

 TEZUKAYAMA GALLERY MAIN GALLERYで平野泰子個展 「山ではなく頂が平面であること」が開催される。

 平野泰子は1985年富山県生まれ。神奈川県在住。京都精華大学芸術学部造形学科洋画専攻を卒業。

 平野の絵画は木製パネルにキャンバスを張り、膠と石膏で下地を施し、乾燥後に入念に研磨したのちに、三原色の油絵具を何層にも塗り重ねて制作している。その作品の根底には 「風景」がある。視覚、嗅覚、触覚を通して物質的な要素から精神的な要因までもすくい取り、 「現在の平野」がいつか見た 「風景」を描くことで時間をつなぐ多層的な作品をつくり出す。それはまるであの時がこちらを見返してくるような 「今」という感覚の中で描かれている。

 TEZUKAYAMA GALLERYでの初個展となる本展では、新作の絵画およそ15点が展示される。