2023年の越後妻有

　日本有数の豪雪地、新潟・越後妻有地域を舞台とした 「2023年の越後妻有」が開催されている。

　「大地の芸術祭」とは、越後妻有地域の里山にて開催される国際芸術祭。2000年から始まり、3年に1度開催されるトリエンナーレは、新作が多数公開される世界最大級の祭典だ。トリエンナーレ会期外の期間も、国内外のアーティストによる約200点の恒久作品が、山間部の集落やその道中に点在。野外作品と拠点施設を中心に、四季折々の風景とともに 「アートを道しるべに里山をめぐる旅」を味わうことができる。

　本祭では、ジェームズ・タレルの《光の館》やマリーナ・アブラモヴィッチ《夢の家》といった空家を使った作品や、廃校を改築した宿に宿泊が可能。作品の一部になれるような体験を提供している。 「十日町」 「川西」 「中里」 「松代」 「松之山」 「津南」の6つのエリアで構成される広大な土地を巡る、大地の芸術祭オフィシャルツアーも開催される。

　雄大な自然と現代アートが融合した祭典をぜひ楽しんでいただきたい。