EXHIBITIONS

「瑞祥 zui-shou ― 時の連なり ―」

西島雄志 瑞祥 zui-shou 2022 photographed by Maciej Kucia

 ポーラ ミュージアム アネックスで、彫刻家・西島雄志の初となる大型個展「瑞祥 zui-shou ― 時の連なり ―」が開催される。

 西島は1969年神奈川県生まれ。95年に東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了。西島は、自らの手で渦状に巻いた何千ものパーツから構成された作品を制作。鹿や象、八咫烏(やたがらす)など神話に縁の深い動物を題材に、立体作品やインスタレーションを国内外で数多く発表している。

 本展では、新作のインスタレーションを含む4点を展示。タイトルに用いられた瑞祥(ずいしょう)とは、めでたいことが起こる前兆、吉兆を意味している。ここ数年のパンデミックの状況から、西島が明るい兆しや希望をイメージするなかで辿り着いた「神」というモチーフが、鳳凰と龍、ふたつの大作となって展覧される。