EXHIBITIONS

特別展 「古代メキシコ-マヤ、アステカ、テオティワカン」

赤の女王のマスク・冠・首飾り マヤ文明、7世紀後半 パレンケ、13号神殿出土 アルベルト・ルス・ルイリエ パレンケ遺跡博物館蔵

碑文の神殿(パカル王墓)と13号神殿(赤の女王墓)

鳥形土器 テオティワカン文明 250~550 テオティワカン、ラ・ベンティージャ出土 メキシコ国立人類学博物館蔵

 東京国立博物館 平成館で、特別展 「古代メキシコ-マヤ、アステカ、テオティワカン」が開催される。

 本展では、前15世紀から後16世紀のスペイン侵攻までの3000年以上にわたり、多様な環境に適応しながら築き上げられてきた独自の古代メキシコ文明から、代表的な3つの文明「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」に焦点を当てる。

 火山の噴火や地震、干ばつなど厳しい自然環境のなか、人々は神を信仰し、ときに畏怖しながら、王と王妃の墓、大神殿、三大ピラミッドなど各文明を代表する壮大なモニュメントを築いた。普遍的な神と自然への祈り、そして多様な環境から生み出された独自の世界観と造形美を通して、古代メキシコ文明の奥深さと魅力に迫る。